こんにちは、なかぜんです!
「顧客情報をしっかり管理したいけど、Excelじゃ限界かも…」そんな悩みをお持ちの方、いらっしゃいませんか?
そんな時こそ出番なのが「Access」。今回は、Accessを使って実務でも役立つ「顧客管理データベース」の作り方を、初心者にもわかりやすく解説します!
1. 顧客管理データベースってなに?
顧客管理データベースとは、顧客の氏名・住所・電話番号・購入履歴などの情報を一元管理するための仕組みです。Accessを使えば、以下のようなことができます:
- 顧客情報の登録・検索・修正
- 特定条件での絞り込み(例:都道府県別、購入回数順など)
- 請求書やDMリストの作成
2. 構成の全体像
必要なテーブル
- T_顧客:顧客基本情報を格納
- T_購入履歴:購入内容を記録
主なフォーム
- F_顧客管理:顧客情報の入力・編集
- F_購入履歴:購入履歴の登録・閲覧
3. テーブルを作ってみよう
(例)T_顧客のフィールド構成
- ID(オートナンバー・主キー)
- 氏名(短いテキスト)
- ふりがな(短いテキスト)
- 住所(長いテキスト)
- 電話番号(短いテキスト)
- メールアドレス(短いテキスト)
4. フォームを作って操作を簡単に
Accessのウィザードを使えば、初心者でもフォームを簡単に作成できます。フォームでは、テーブルの内容を視覚的に入力・編集できるので、業務効率が格段に上がります!
サンプルVBA:メールアドレスの形式チェック
Private Sub メールアドレス_BeforeUpdate(Cancel As Integer)
If Not メールアドレス Like "*@*.*" Then
MsgBox "正しいメールアドレスを入力してください", vbExclamation
Cancel = True
End If
End Sub
※このコードは、メールアドレス欄に「@」と「.」が含まれているか簡易チェックするものです。
5. よくある注意点・ミス
- 主キーを設定し忘れると重複データが発生します
- テーブルに直接データを入力するのではなく、フォーム経由にしましょう
- 電話番号は数値型ではなく「短いテキスト型」にしておきましょう(先頭の0が消えないように)
6. 中級者向け応用ポイント
VBAでボタン操作を追加
たとえば「新規登録」ボタンをクリックすると、空の新しいレコードに移動するコードは以下の通りです:
Private Sub cmd新規登録_Click()
DoCmd.GoToRecord , , acNewRec
End Sub
リレーションシップを活用しよう
「T_顧客.ID」と「T_購入履歴.顧客ID」をリレーションで結ぶことで、1人の顧客に対して複数の購入履歴を紐付けることができます。
7. まとめ|まずはシンプルなものから始めよう
Accessを使った顧客管理データベースは、思った以上に簡単に作れます。最初は「顧客名」と「電話番号」だけでもOK。少しずつ項目を増やして、自分なりの使いやすいシステムを作っていきましょう。
それでは、またお会いしましょう。なかぜんでした!
