こんにちは、なかぜんです。
フリーランスとして独立したばかりのSEの皆さん、「Accessのスキルを活かして仕事ができないかな…」と考えたこと、ありませんか?
実は、中小企業や個人事業主の中には「簡単な管理システムを作ってほしい」「Excelでは限界がある」というニーズがまだまだあります。
そんなときに活躍するのが、Microsoft Accessの出番です!
この記事では、Accessで仕事を受けるためのポイントや、実際の構築例、注意点、さらに中級者向けの応用ポイントまでを、初心者にもやさしく紹介します。
Accessの仕事はどこにある?
身近なニーズを掘り起こそう
実は「Accessで何か作ってほしい」という依頼は、次のような場所に潜んでいます:
- 知り合いの中小企業経営者
- 地元の商工会議所
- クラウドソーシング(例:クラウドワークス、ココナラ)
- 前職のツテや紹介
「在庫管理」「売上集計」「顧客管理」など、Excelではやりにくい管理業務の相談を受けることが多いです。
ポートフォリオを準備しておこう
仕事を受けるには、自分のスキルを証明するための実績が必要です。
例えば、以下のような簡単なAccessアプリを作っておくと効果的です:
- 受発注管理システム
- 在庫一覧+アラート表示
- 売上分析フォーム付きの集計アプリ
後ほど、コード例付きでご紹介します!
Accessの仕事でよく使う技術と例
テーブルとリレーションシップ設計
中小企業の案件では、以下のような構造が多いです:
- 顧客テーブル(T_顧客)
- 商品テーブル(T_商品)
- 受注テーブル(T_受注)
「リレーションシップ」で適切に接続し、データの整合性を保ちましょう。
フォームとVBAで操作性をUP
ボタン1つでレポート出力や、条件による色分け表示などは、VBAの得意分野です。
' 売上金額が10万円以上のとき背景を黄色に
Private Sub Form_Current()
If Nz(Me.売上金額, 0) >= 100000 Then
Me.Detail.BackColor = vbYellow
Else
Me.Detail.BackColor = vbWhite
End If
End Sub
このような細かな気配りが、クライアントに喜ばれるポイントです。
Access案件での注意点
納品後のサポート体制を決めておく
AccessはローカルDBなので、「Accessのバージョン違い」や「Windows更新の影響」で思わぬトラブルが起きることも。
納品後の保守については、契約時に明確にしておきましょう。
クラウド連携や共有フォルダ利用の注意
Accessファイル(.accdb)は同時編集に弱いので、共有フォルダ運用には注意が必要です。
分割データベースやSharePoint連携の知識があると信頼度がアップします。
応用編:中級者向けポイント
VBAによる自動処理
Accessでは「マクロ」より「VBA」の方が柔軟な処理が可能です。
例えば、納品書PDFを自動で出力する機能もVBAで実装できます。
' 納品書レポートをPDFで保存
DoCmd.OutputTo acOutputReport, "R_納品書", acFormatPDF, "C:\納品書.pdf", True
Power Automateとの連携
Accessの限界を感じたら、Power Automateでの通知やバックアップ処理との連携もおすすめです。
ハイブリッド構成で柔軟性の高い業務改善が可能になります。
まとめ:まずは「Accessでできること」を伝えよう
Accessはまだまだ現役で活躍できるツールです。
「データベースは難しい」というお客さんにこそ、Accessのわかりやすさは喜ばれます。
ぜひ、自分なりの小さなAccessアプリを作って、実績として見せてみましょう。
仕事につながる第一歩になるかもしれません。
次のステップに進むには?
- Accessのポートフォリオを1つ作ってみる
- クラウドソーシングに登録して案件を探す
- 紹介や口コミを広げていく
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
なかぜんでした😊
