こんにちは、Accessブロガーのなかぜんです!
Accessでクエリを作成していると、「もっと細かく条件を設定したい」「デザインビューではできない処理をしたい」と思うこと、ありませんか?
そんなときに便利なのが「SQLビュー」です。
今回は、初心者~中級者向けに、SQLビューでクエリを直接編集する方法をやさしく解説します。
SQLビューってなに?
Accessには「デザインビュー」「データシートビュー」「SQLビュー」の3つのクエリ編集モードがあります。
SQLビューでは、クエリの内部構造(SQL文)を直接編集できます。
▼SQLビューの開き方
- ナビゲーションウィンドウからクエリを右クリック
- 「デザインビュー」を選択
- 上部メニューの「表示」→「SQLビュー」をクリック
たったこれだけで、SQL文の編集画面が開きます。
SQL文の基本構文を覚えよう
代表的なSQL文「SELECT文」を例に、基本の構文を見てみましょう。
SELECT 商品名, 単価
FROM T_商品マスタ
WHERE 単価 > 1000
ORDER BY 単価 DESC;
解説:
SELECT
:取得したいフィールド名FROM
:テーブル名WHERE
:条件ORDER BY
:並び順(DESCは降順)
これだけ覚えておくだけでも、かなり自由にクエリを操れるようになります!
実際の画面イメージ
以下は、AccessでSQLビューを開いた実際の画面例です。

このように、クエリの中身をテキストで自由に操作できるのがSQLビューの魅力です。
注意点とよくあるミス
- フィールド名のミス:テーブルにないフィールド名を書くとエラーになります。
- セミコロンの忘れ:文末に「;」が抜けるとエラーになります。
- ダブルクォーテーションとシングルクォーテーションの使い分け:文字列には「’」を使う。
応用ポイント(中級者向け)
・関数の使用
SELECT 商品名, Format(単価, "¥#,##0") AS 表示単価
FROM T_商品マスタ;
→関数を使うことで、金額などを見やすく表示できます。
・複数テーブルの結合(JOIN)
SELECT A.注文ID, B.商品名
FROM T_注文 AS A
INNER JOIN T_商品マスタ AS B
ON A.商品ID = B.商品ID;
→JOINを使えば複数のテーブルを関連付けて表示できます。
まとめ|SQLビューを使いこなしてクエリの達人に!
AccessのSQLビューを使うことで、デザインビューではできない細かい処理や複雑な条件設定ができるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつSQL文を読み書きしていくうちに慣れてきますよ。
ぜひ、今日から一歩踏み出してみてくださいね!
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