こんにちは、なかぜんです!
「Accessのデータ、クラウドでも扱えたら便利なのに…」「他部署とリアルタイムで共有したい!」
そんな悩み、ありませんか?
実は、Microsoft AccessはDataverseやSharePointと連携することで、クラウドとのデータ連携やチームでの情報共有がとってもスムーズになります。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、AccessとDataverse・SharePointをつなげる方法をご紹介します。画面付きの手順やコード例もありますので、「やってみよう!」という気持ちで読んでいただけたらうれしいです。
AccessとDataverse・SharePointって何ができるの?
Dataverseとは
Dataverseは、Microsoft Power Platform(Power Appsなど)で使われる共通のクラウドデータベースです。Accessと接続することで、クラウド上のデータをローカルのように扱えます。
SharePointとは
SharePointは、ファイル共有やチームの情報ポータルに使われるMicrosoftのツール。AccessからSharePointリストにリンクテーブルを作成すれば、社内メンバーと簡単にデータを共有できます。
AccessからDataverseと連携する手順
必要な前提
- Microsoft 365(Power Appsが使えるプラン)
- Access(バージョンは2016以降が望ましい)
実際の手順
- Accessを開き、「外部データ」タブをクリック
- 「Dataverse」>「Dataverseにリンクまたはインポート」を選択
- サインイン後、対象のテーブルを選び、「リンク」または「インポート」を選択
ポイント:「リンク」を選ぶと、クラウド上のデータとリアルタイムでやり取りができます。
AccessからSharePointリストへ接続する方法
接続の流れ
- SharePointサイト上にカスタムリストを作成
- Accessから「外部データ」→「SharePoint リスト」
- URLを指定して接続し、「リンク」か「インポート」を選択
VBAでのリンクテーブル作成例
Sub ConnectToSharePoint()
DoCmd.TransferSharePointList _
acLinkSharePointLists, _
"https://yourtenant.sharepoint.com/sites/yourSite", _
"YourListName", _
, True
End Sub
解説:
このVBAコードは、指定したSharePointサイトとリストにリンクテーブルを作成するものです。業務の自動化にも役立ちます。
よくある注意点とミス
- Dataverseへの接続はPower Platformライセンスが必要です
- SharePointリストにリンクする際、フィールド名に特殊文字があると失敗することがあります
- リンクテーブルはローカルのAccessと比べて処理速度が遅くなることもあります
応用編:Power Appsと組み合わせた活用例
Dataverseと連携できれば、Power Appsでスマホアプリ化も可能!
たとえば、工場の点検記録をスマホで入力 → Dataverseへ保存 → Accessで集計、といった流れが実現できます。
Accessだけでは難しかった「現場のデータ入力」も、Power Platformとの連携でぐっと現実的になります。
まとめ:クラウド連携でAccessはもっと便利になる!
今回は、AccessとDataverse・SharePointを連携させる方法をご紹介しました。
- クラウドとつながれば、場所を選ばず作業できる
- VBAと組み合わせれば、自動化や一括処理も可能
- Power Appsとの連携で、アプリ展開も見えてくる
「Accessって、まだまだ使える!」と感じていただけたらうれしいです。
それでは、なかぜんでした!
