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AccessデータをPower BIで可視化する方法【業務効率化に役立つ上級テク】

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Access
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こんにちは、Accessと業務アプリに詳しい「なかぜん」です。

Accessを使って日々の業務データを管理している方から、こんな相談をよく受けます。

「Accessで集計しているけど、グラフで見える化したい」
「もっと柔軟にダッシュボードを作りたい」
「Power BIと連携できるって聞いたけど難しそう…」

そんな方にこそおすすめなのが「AccessデータのPower BI可視化」です!

この記事では、Power BIでAccessデータをリアルタイムに取り込み、業務分析に役立つダッシュボードを作成する手順を、わかりやすくご紹介します。

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Power BIとAccessの連携とは?

Accessの「生データ」をPower BIで分析可能に

Power BIは、様々なデータソースと連携できるMicrosoft製のBIツールです。Accessのテーブルやクエリもデータソースとして直接利用でき、棒グラフや円グラフ、KPIカードなど豊富なビジュアルで「見える化」が可能です。

業務におけるメリット

  • Accessでは難しい多軸グラフやフィルター付きダッシュボードの作成が簡単
  • クエリを作るだけで、BI側のグラフが自動更新
  • マネジメント層への共有資料が簡単に作成できる

AccessとPower BIの接続手順

ステップ1:Power BI Desktopのインストール

まず、Microsoft公式サイトから「Power BI Desktop」をダウンロード&インストールしましょう。

ステップ2:ODBCドライバの確認

Accessファイル(.accdb)を扱うには「Microsoft Access Database Engine」が必要です。64bit版Power BIを使う場合は、64bit版のAccessエンジンが必要です。
Accessを32bitで使っている場合、Power BIも32bit版に揃えましょう。

ステップ3:Accessファイルを読み込む

Power BI Desktopを起動し、以下の手順で接続します:

  1. 「ホーム」タブ → 「データの取得」→「データベース」→「Access データベース」を選択
  2. 該当の .accdb ファイルを選択
  3. 読み込みたい「テーブル」や「クエリ」を選択
  4. 「読み込み」または「データの変換」をクリック

※クエリで事前に集計やJOINを済ませておくと、Power BI側での整形が最小限ですみます。

可視化するためのPower BIレポート作成

ステップ4:ビジュアルの配置

「レポート」画面で、棒グラフ・円グラフ・カードなどのビジュアルをドラッグして配置し、軸・値・フィルターを設定します。

ステップ5:フィルターやスライサーを追加

「日付で絞り込み」「部署別に分析」など、スライサー機能で操作性の高いダッシュボードが実現できます。

実務に役立つ例:売上集計

・軸:売上日(年/月)  
・値:売上金額(合計)  
・フィルター:担当者、商品カテゴリ  

Accessで構築した受注データから、営業担当ごとの月次売上を視覚的に分析できます。

注意点・よくあるミス

  • Accessのパスが変わると読み込めない:Power BIはファイルパスで接続しているため、共有フォルダでの運用時は注意。
  • Accessファイルが開きっぱなしでロックされる:複数人が編集中だと、Power BIからの接続がエラーになることも。
  • クエリが複雑すぎるとパフォーマンス低下:事前にシンプルな中間テーブルを作るのがコツです。

応用ポイント:リアルタイム連携の実現

Power BIの更新機能を活用

Power BI Desktopでは「今すぐ更新」で最新データを取得できますが、Power BI Service(クラウド)を使えば、スケジュール更新も可能です。

Accessで日々更新→Power BIで即反映

たとえば、以下のような構成にするとリアルタイム分析に近い状態が実現可能です:

Access(受注テーブルを随時更新)
 ↓
Power BI(ODBC経由で常に最新データを取得)
 ↓
管理画面で日次の売上推移を可視化

まとめ:Access+Power BIでデータ活用の幅が広がる!

今回はAccessのデータをPower BIで可視化する方法を、ステップごとにご紹介しました。

  • AccessとPower BIは直接連携が可能
  • Power BIのグラフ機能で業務データを「見える化」
  • 定期更新やスライサーで、実務に役立つ分析が可能

Access単体では難しかった分析や資料作成も、Power BIを組み合わせることで驚くほど柔軟になります。

それでは、また! by なかぜん