こんにちは、なかぜんです。
日々の業務で「毎日同じ作業ばかりで疲れる…」「もっと自動化できたらいいのに」と思ったことはありませんか?
そんなお悩みを解決してくれるのが、Power Automate Desktop(通称:PAD)です。
このツールを使えば、Excelのコピー&ペースト作業、Webページからの情報取得、ファイル整理など、繰り返し作業を自動化できます。しかも、プログラミングの知識がなくてもOK!
今回は、Accessユーザーにもやさしい内容で、Power Automate Desktopの基本的な使い方をわかりやすくご紹介します。
💡Power Automate Desktopとは?
Microsoftが提供する無料のRPAツール
PADは、Windows 10 / 11ユーザーなら無料で使えるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールです。
画面上の操作を記録・再現したり、アクションを組み合わせてシナリオを作成できます。
どんな作業を自動化できるの?
- Excelへのデータ入力や集計
- Webスクレイピング(Webサイトから情報取得)
- ファイル名の一括変更
- メールの送受信
Accessユーザーなら「クエリ結果をExcelに出力してメール送信」などもPADで実現できますよ!
🔧実践!Power Automate Desktopの基本操作
1. インストール方法
以下のURLからダウンロード可能です(Microsoft公式)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/install
2. フローの作成手順
- Power Automate Desktopを起動し、「新しいフローの作成」をクリック
- 任意の名前を付けて「作成」
- アクションパネルから「Excelを起動」をドラッグ
- 「新しいExcelインスタンスを起動」にチェック
3. 簡単な自動化シナリオの例
以下は、Excelファイルを開き、セルA1に「こんにちは!」と入力するサンプルです。
1. Excelを起動(新しいインスタンス)
2. Excelワークシートを開く(ファイルパスを指定)
3. セルに書き込む(A1, “こんにちは!”)
4. Excelを保存して閉じる
このように、アクションを組み合わせることで、GUI操作だけで簡単に自動化ができます。
⚠よくあるミスと注意点
- ファイルパスが正しくない → 相対パスではなく絶対パスを使いましょう。
- Excelを開いていない状態でアクション実行 → 「Excelの起動」が先に必要です。
- フローの保存忘れ → 作成したら必ず「保存」ボタンをクリック。
🚀応用ポイント:Accessとの連携
AccessとPower Automate Desktopを組み合わせれば、より高度な自動処理も可能です。たとえば、
- Accessでクエリを実行 → 結果をExcel出力
- 出力したExcelをPADでメール添付して送信
- 定時に自動で実行(タスクスケジューラと連携)
これにより、「毎朝の定型レポート送信」が全自動に!時間も手間も大きく削減できます。
📘まとめ:第一歩を踏み出そう
Power Automate Desktopは、AccessやExcelを使う業務にとても親和性の高いツールです。
最初は戸惑うかもしれませんが、ドラッグ&ドロップで感覚的に操作できるので、慣れればサクサク使えるようになります。
今回の内容をもとに、まずは「Excelに文字を入力する」など、簡単な処理から始めてみましょう。
ではでは、なかぜんでした😊
