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AccessVBAエンジニアの転職事情【2025年版】

Access

こんにちは、なかぜんです!

「Accessでの開発って、今後も仕事あるのかな?」
「転職したいけど、年齢やスキルが心配…」

そんな悩みを抱えるAccessVBAエンジニアの方、少なくないのではないでしょうか。

実は私も、Access歴30年のエンジニアとして最近転職活動をしました。年齢の壁もあり、なかなか厳しい現実にぶつかることも……。

今回はそのリアルな体験をもとに、2025年現在のAccessVBAエンジニアの転職事情を、初心者〜中級者の方にもわかりやすく解説していきます!

大手企業のAccess事情

Access開発は「脱Access」へ

現在、多くの大手企業ではAccessでの新規開発は縮小傾向にあります。私が実際に話を聞いた事例をいくつかご紹介します。

  • トヨタ系 大手自動車部品メーカー
    Accessは短納期の社内業務向けに限って新規開発されていますが、将来的にはC#によるスクラッチ開発へ移行する方針です。
  • 大手カード会社
    約6000本のAccessプログラムをBIツールへ載せ替え中。専任SE10人以上が解析にあたり、レポート部分はExcelで補完しています。
  • 別のトヨタ系大手企業
    Access資産の維持・保守に専属人員を配置し、運用継続しています。

このように、大手企業では「Accessの終了を前提とした保守」「他ツールへの移行」が主な方向性になっています。

求人の傾向と実情

「載せ替え」がメインの募集

エンジニアの求人を見ると、Accessの開発スキル自体よりも、「Accessから別システムへ載せ替えるための経験」や「業務理解能力」が求められている傾向です。

求人票にはこんな文言がよく見られます:

【業務内容】
・既存Accessツールの解析
・BIツールやWebシステムへの移行提案・実装
・社内ヒアリングと要件定義 など

フリーランス市場は?

フリーランスとしてのAccess案件は、近年は減少傾向。ただし、クラウドソーシング(CrowdWorks、Lancersなど)では中小企業や個人事業主向けの小規模案件が散見されます。

特に「請求書発行ツール」や「在庫管理ツール」など、Accessが得意とする軽量システムのニーズは根強く、単発でもスキルを活かすチャンスはあります。

実際に求められたスキルや対応

コード解析力

Accessプログラムの多くは属人化しています。以下のようなVBAコードを「読める・直せる」だけでも、一定の評価を受けました。

Private Sub btnExport_Click()
    DoCmd.TransferSpreadsheet acExport, acSpreadsheetTypeExcel12Xml, _
        "売上データ", "C:Export売上一覧.xlsx", True
    MsgBox "エクスポートが完了しました。", vbInformation
End Sub

ポイント:単に動作させるだけでなく、「保守しやすく整理されたコード」や「コメント付きの丁寧な設計」が重要です。

Accessの代替提案ができるか

単なる「Accessの人」ではなく、以下のような代替提案をできる人材が重宝されました。

  • Power Appsで業務アプリを再構築
  • Power Automateで定型処理を自動化
  • SQL Server+Excelでの軽量BI環境構築

注意点とよくある誤解

  • Access=古い=不要 ではない!
    小規模業務やレガシー資産の多い現場では、まだまだ現役です。
  • 年齢で諦めないこと
    実績があれば「即戦力」として重宝される現場もあります。

応用ポイント:スキルのアップデートを

Accessの知識に加え、以下のスキルを習得することで活躍の場が広がります。

  • Power Platform(特にPower AppsとPower Automate)
  • SQL ServerやAzureなどのクラウドデータベース
  • PythonやC#による業務アプリ開発

まとめ:今だからこそ「提案力」が活きる!

AccessVBAエンジニアとして、2025年は厳しい状況が続いているのは事実です。

ですが、「Accessを理解したうえで、次の技術を提案できる人材」になれば、需要は確実に存在します。

この記事が、「もう一歩前へ踏み出したい」と思っている方の背中を少しでも押せれば嬉しいです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
なかぜんでした。