こんなお悩みありませんか？

「Excelで見積書を作っているけど、毎回手作業で非効率…」
「商品や金額を毎回入力するのが面倒…」
そんな方におすすめなのが、Accessで作る見積書作成システムです！

こんにちは、なかぜんです。
今回は、Access初心者でも作れる「見積書作成システム」について、やさしく丁寧に解説していきます。

Accessで作る見積書システムとは？

データベースの力で業務効率化！

Accessを使えば、見積書のテンプレート化・自動計算・履歴管理まで1つのシステムにまとめられます。
使い方に慣れれば、クリックだけで見積書が完成しますよ。

必要なテーブル構成

• T_顧客：顧客情報（ID、会社名、住所など）
• T_商品：商品マスタ（商品ID、商品名、単価など）
• T_見積ヘッダー：見積番号、日付、顧客IDなど
• T_見積明細：見積番号、商品ID、数量、金額など

フォームとレポートを作ろう

見積入力フォーム

顧客と商品を選び、数量を入れるだけで金額を自動計算。
合計金額や税金もVBAで計算できます。

Private Sub 商品ID_AfterUpdate()
    Dim 単価 As Currency
    単価 = DLookup("単価", "T_商品", "商品ID=" & Me!商品ID)
    Me!金額 = 単価 * Nz(Me!数量, 1)
End Sub

このように、商品を選んだタイミングで金額を自動計算させると入力ミスも防げます。

見積書レポートの作成

見積ヘッダーと明細をサブレポート形式でまとめれば、きれいな見積書を出力できます。
「印刷プレビュー」や「PDF出力」も可能です。

よくあるミスと注意点

• テーブルのリレーション設定を忘れると、データの整合性が崩れやすい
• VBAでNullエラーが出る場合はNz関数で対策を
• 見積番号の連番管理は「オートナンバー」ではなく自作の連番管理を推奨

応用ポイント（中級者向け）

連番管理のVBA処理

Function 次の見積番号() As Long
    次の見積番号 = Nz(DMax("見積番号", "T_見積ヘッダー"), 0) + 1
End Function

フォームの初期化時にこの関数で見積番号をセットしておけば、連番を自動で振ることができます。

商品マスタのコンボボックス連携

コンボボックスで商品を選ぶと自動的に単価が入るようにして、入力の手間を減らせます。
また、「単価の変更禁止」などのロック処理を加えると安全性も高まります。

まとめ：業務効率アップは自作システムから

Accessで見積書作成システムを構築することで、入力ミス削減・時間短縮・履歴管理が可能になります。
最初は大変に思えるかもしれませんが、一度作れば長く使える便利な仕組みになります。

次のステップとしては、請求書作成や納品書出力システムにも応用してみましょう！
気になる方は、なかぜんブログの別記事もぜひチェックしてくださいね。

「やってみよう！」と思えた方は、ぜひAccessを立ち上げて今日からスタートしてみてください！