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Accessクエリで複数条件を抽出!初心者でもできる実践テクニック

Access
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こんにちは、Accessブロガーのなかぜんです。

「複数の条件でデータを絞り込みたいけど、うまくクエリが作れない…」そんな悩み、ありませんか?

今回は、Accessで複数の条件を指定して抽出クエリを作る方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

これができれば、必要なデータだけを効率よく取り出すことができ、実務でも大きな力になりますよ!

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複数条件の基本パターンを知ろう

AND条件で絞り込む(すべて満たす)

例えば、「部署が『営業部』で、かつ売上が10万円以上」のデータだけを抽出したい場合は、以下のように設定します。

部署: "営業部"
売上: >=100000

→このように同じ行に条件を書くことで、「両方の条件を満たす」AND条件になります。

OR条件で広げる(いずれかを満たす)

「営業部」または「開発部」のデータを抽出したい場合は、次のようにします。

部署: "営業部"
(2行目)部署: "開発部"

別の行に条件を書くと、「どちらかを満たす」OR条件になります。

実際の画面イメージ(クエリデザインビュー)

Accessのクエリデザインビューで設定する様子を再現した例です:

フィールド:部署   売上
条件  :"営業部"  >=100000
または :"開発部"  >=100000

この設定で、「営業部または開発部」かつ「売上10万円以上」のデータを抽出できます。

条件を組み合わせるときの注意点

  • ANDとORの混在時の行位置に注意(同じ行=AND、別の行=OR)
  • 「NULL」は”Is Null”や”Is Not Null”で記述する
  • 日付条件は「#2024/01/01#」のように#で囲む

ちょっとした違いで結果が大きく変わるので、条件の記述場所は慎重に確認しましょう!

応用:SQLビューでの記述方法

Accessのクエリは、SQLビューで直接編集もできます。たとえば次のように書くと、同じ結果が得られます。

SELECT *
FROM 売上テーブル
WHERE (部署 = "営業部" OR 部署 = "開発部")
AND 売上 >= 100000;

SQLに慣れると、柔軟にクエリを操作できるようになりますよ。

よくあるミスと対処法

  • 文字列条件に「”」を忘れる → 正しくは "営業部"
  • 日付のフォーマット間違い → Accessでは #YYYY/MM/DD#
  • 条件がうまく動かないとき → デザインビューとSQLビューを行き来して確認

まとめ:まずは1つずつ試してみよう

今回は、Accessで複数条件を指定する抽出クエリの基本と実践テクニックを紹介しました。

最初はややこしく感じるかもしれませんが、ANDとORのルール、条件の書き方を覚えてしまえば自由自在にデータを扱えるようになります。

次のステップは?

・クエリにパラメータ(ユーザー入力)を加えてみる
・フォーム連動の動的抽出クエリに挑戦してみる

Accessのクエリは奥が深いですが、だからこそ業務の効率化にとても役立ちます。ぜひ、今日の内容を使って実際に試してみてくださいね!