こんにちは、なかぜんです。
Accessのフォームを使っていて、次のように感じたことはありませんか?
- 「毎回マウスでボタンをクリックするのが面倒…」
- 「入力フォームで素早く移動したい!」
- 「キーボード操作でサクサク進めたいな」
そんなときに役立つのがアクセスキー(ショートカットキー)です。
今日は、Access初心者の方でもすぐに使えるアクセスキーの設定方法や使い方、そして中級者向けの応用テクニックまで、わかりやすく紹介します。
アクセスキーとは?
アクセスキーとは、Altキーと特定の文字キーの組み合わせで操作できるショートカットのことです。
フォーム上のボタンやラベルなどにアクセスキーを設定することで、キーボードだけで操作できるようになります。
どんなときに使う?
たとえば、請求書フォームで「印刷」ボタンにアクセスキーを設定しておけば、Alt + P
だけで印刷を実行できます(PはPrintの頭文字)。
作業スピードが一段とアップしますね!
アクセスキーの設定方法
フォームのラベルやボタンに設定する
アクセスキーを設定するには、コントロールの「Caption(表示名)」に「&(アンパサンド)」を付けるだけ。
例えば、「&印刷」というキャプションにすると、「Alt + I」でそのボタンにフォーカスできます。
例:印刷ボタンにアクセスキーを設定
' ボタンのプロパティで Caption を次のように設定します
&印刷
この設定を行うと、「印刷」の「印」の文字が下線付きで表示され、Alt + I
で操作可能になります。
実際の画面イメージ
フォーム上に次のようなボタンがあるとします:
- &登録(Alt + T)
- &印刷(Alt + I)
- &閉じる(Alt + C)
このように、日常的によく使うボタンにアクセスキーを割り当てておくと、業務がスムーズになります。
よくあるミスと注意点
- アクセスキーが重複していると正しく動作しません。各コントロールに別のキーを割り当てましょう。
- アンパサンド(&)を2回続けて書くと、「&」が表示されるだけでアクセスキーになりません。
例:&&印刷
→ 表示上は「&印刷」になります。 - キーボード操作に慣れていない人には不便な場合もあるので、マウス操作と併用できるようにしておくと安心です。
中級者向け:VBAでアクセスキーを動的に設定する
より柔軟なUIを実現するために、VBAでアクセスキーを動的に設定することもできます。
例:VBAでボタンのCaptionにアクセスキーを付ける
Private Sub Form_Load()
Me.btnPrint.Caption = "&印刷"
Me.btnRegister.Caption = "&登録"
End Sub
この方法なら、ユーザーの設定に応じてアクセスキーを切り替える、といった柔軟な対応も可能です。
まとめ:アクセスキーで作業効率をアップしよう
今回は、Accessのフォームで使えるアクセスキーの基本から応用までをご紹介しました。
- アクセスキーを設定すれば、Altキー+任意のキーで操作が可能に!
- 「&」を使ってキャプションに簡単設定
- VBAで動的に制御することもできる
これでフォーム操作がグッと効率的になりますね!
次のステップは?
次は「Enterキーで次の項目に移動する方法」や「Tabオーダーの最適化」なども学んでみましょう。
さらに快適なAccessフォーム作成が目指せます!
それでは、またお会いしましょう♪
