こんにちは、なかぜんです!
「毎日同じ作業ばかり…」「メール確認やファイル移動を自動化したい…」そんな悩み、ありませんか?
今回は、Microsoftが提供しているPower Automateを使って、Accessなどのツールと組み合わせながら、簡単に自動処理を組み込む方法を紹介します。
Power Automateって何?
Power Automateは、Microsoftが提供する業務自動化ツールです。以前は「Microsoft Flow」と呼ばれていました。
簡単な操作で「〇〇したら△△する」といったフロー(処理の流れ)を作成でき、Outlook・SharePoint・OneDrive・Teams・Accessなど多くのMicrosoft製品と連携できます。
主な特徴
- ノーコードで操作できる
- テンプレートが豊富
- クラウドベースで動作する
実際にやってみよう!
Accessのデータを元に、Teamsへ通知を送るフロー
ここでは「Accessテーブルに新しいレコードが追加されたら、Teamsに通知を送る」フローを例に、手順を紹介します。
ステップ1:Access側にデータを保存する仕組みを作る
まずはAccess側でデータを保存し、それをOneDrive経由でPower Automateが読み取れるようにします。
DoCmd.TransferSpreadsheet acExport, acSpreadsheetTypeExcel12Xml, _
"顧客データ", "C:Usersユーザー名OneDriveAccessData.xlsx", True
このようなVBAコードをボタンに割り当てておくと、最新データをExcel経由で自動保存できます。
ステップ2:Power Automateでフローを作成
- Power Automateにアクセスし、「自動化 – クラウド フロー」を作成
- トリガーに「OneDrive のファイルが変更されたとき」を選択
- アクションに「Teams チャットメッセージを送信」を追加
- 内容:「新しい顧客データが追加されました!」など
フローのイメージ図

注意点・よくあるミス
- OneDriveやExcelの同期にタイムラグがあると、トリガーがすぐに反応しない
- 無料プランでは一部アクションに制限あり
- ファイル名やパスを変更するとフローが動かなくなることも
応用ポイント(中級者向け)
Power Automate Desktopを使ったローカル処理の自動化
たとえば、
[Access → レポートPDF → フォルダに保存 → Outlookでメール送信]
といった一連の作業も、GUI操作だけでフロー化できます。
Dataverseとの連携
データをDataverseに格納することで、より堅牢な業務アプリへと発展させることも可能です。Accessとのハイブリッド運用も今後注目です!
まとめ:業務の「ムダ時間」を減らそう!
今回のポイントをまとめると、
- Power Automateは、業務を「自動化」できる強力なツール
- Accessのデータ出力を活用すれば、ノーコード連携も簡単
- Teams通知・メール送信・ファイル操作など多彩なアクションが使える
業務の中で「毎回やっている作業」を見つけたら、それは自動化のチャンスです!
ぜひ、Power Automateを使って、今日からちょっと楽になる業務フローを作ってみてください。
次回は「Power Automate Desktopの使い方」を詳しく紹介予定です。どうぞお楽しみに!
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