こんにちは、なかぜんです!
「Microsoft Accessって今後も使えるの?」「廃止になるって本当?」そんな不安を感じたことはありませんか?
この記事では、Accessの未来について、現在の動向とこれからの活用ポイントをわかりやすく解説していきます。

Accessの現状と位置づけ
AccessはMicrosoft Officeに含まれているデータベースアプリケーションで、手軽に業務アプリを作成できるローコードツールとして長年親しまれてきました。
2025年現在でも、多くの中小企業や個人事業主の業務管理ツールとして根強い人気があります。
実は今でも現役!
- Office365(Microsoft 365)の一部として提供中
- VBAやフォーム設計などによる柔軟なカスタマイズが可能
- SQL Serverなど外部データベースとの連携も対応
クラウド全盛の今でも、ローカルで手軽に扱えるAccessは「現場で動くアプリ」を作るにはぴったりなんです。
Accessは廃止される?
よく聞く「Accessがなくなる」という噂。実際のところ、MicrosoftはAccessのサポートを今後も継続する方針を示しています。
もちろん、クラウドシフトに伴い「Power Apps」などの新しい選択肢も出てきましたが、「Accessだからこそできること」もまだまだ多いです。
公式の見解は?
Microsoftは2023年に「Accessの機能改善とサポート継続」を明言しています。たとえば:
- ODBCドライバの最新化
- Power Platformとの連携強化
- アクセシビリティ対応の拡張
つまり、Accessは今後も「Microsoftのローコード戦略の一翼」として進化し続ける見込みなんです。
これからの活用ポイント
Accessの将来を見据えるなら、こんな視点で活用していくのがおすすめです。
1. ローカルDB + クラウド連携
社内LANで動くローカルアプリはAccessが得意分野。でも、データはクラウドに保存するなど、ハイブリッドな使い方が今後のカギになります。
ODBCでSQL Serverと接続し、
クラウドDBにデータを保存する構成
2. Power Platformとの共存
Power AppsやPower Automateと連携すれば、Accessアプリの「外」に広がりが生まれます。
たとえば「Accessで受注入力 → Power AutomateでTeams通知」などの仕組みも構築できます。
3. VBAとExcelの併用
Excelとの親和性も高いAccess。VBAで帳票出力や自動レポートを作れば、より業務効率がアップ!
DoCmd.OutputTo acOutputReport, "売上レポート", acFormatPDF, "C:report.pdf"
注意点とよくある誤解
- Accessだけで全社システムを構築しようとしない
- バックアップ体制や排他制御をしっかり設計する
- 古いMDB形式からはACCDB形式に更新する
Accessは小規模〜中規模向けと割り切ることで、安定して活用できます。
中級者向け応用ポイント
Access + Azure SQL
Microsoft Azure上のSQL Serverと接続すれば、社外からも安全にアクセス可能。これで「リモートでも使えるAccess」が実現します。
Access Runtimeの活用
ライセンスを持たないユーザー向けに、無料のAccess Runtimeでアプリを配布する方法も便利です。
まとめ:Accessはまだまだ活躍できる!
Accessの未来は「終了」ではなく「進化」です。
✔ ローコード開発の一翼を担う ✔ 中小企業の業務改善に最適 ✔ クラウドと連携すれば、さらに可能性が広がる
これからAccessを学ぼうとしている方も、すでに活用している方も、今後の動向をうまく取り入れて「自分に合った使い方」を模索していきましょう!
