「請求書や納品書などの帳票をAccessで印刷したいけど、レポートってどうやって作るの?」という声、よく聞きます。
Accessのレポート機能は、データを見やすく整えて紙に出力したいときに大活躍!今回は、初心者の方でも安心して取り組めるよう、レポートの基本から印刷プレビューのやり方までを、やさしく解説していきます。

1. Accessのレポートとは?
Accessの「レポート」は、データを印刷用に整形して出力するための機能です。
- 請求書や納品書などの帳票作成
- グループごとの集計表
- 一覧表としての印刷
…といった用途に使われ、見栄えよく整えることができるのが特徴です。
2. レポート作成の基本手順
ステップ1:レポートウィザードを使う
まずは簡単に始めるにはウィザードが便利です。
- [作成]タブ → [レポートウィザード] をクリック
- 元になるテーブルまたはクエリを選ぶ
- 表示したいフィールドを選択
- グループ化や並べ替えを設定
- レイアウトとスタイルを選ぶ
- 名前をつけて完了!
これでひとまず帳票としてのベースが完成します。
ステップ2:レイアウトビューやデザインビューで微調整
作成されたレポートは、「レイアウトビュー」や「デザインビュー」で微調整できます。
例えば…
- タイトルやフォントの変更
- 日付や集計の追加
- 印刷位置の調整
直感的に配置を変えられるので、初心者の方にもおすすめです。
3. 印刷プレビューのやり方
ボタン一つで確認できる!
作ったレポートを印刷する前に、まずは印刷プレビューで確認しましょう。
レポートを右クリック → [印刷プレビュー] で、実際にどのように印刷されるか確認できます。
VBAから開く場合
ボタンを押してレポートを開きたい!という場合は、下記のようにVBAで記述できます。
DoCmd.OpenReport "請求書レポート", acViewPreview
【解説】
"請求書レポート"
:レポートの名前acViewPreview
:印刷プレビュー表示を指定
これでボタン一つで印刷イメージを確認できます!
4. 注意点やよくあるミス
- データがうまく表示されない: 元のテーブルやクエリにデータが入っているかを確認!
- 印刷時にズレる: 印刷の余白設定や、プリンタドライバの影響もチェック
- レポート名のスペルミス: VBAで指定する際は正確なレポート名にしましょう
5. 中級者向けの応用ポイント
条件によって表示内容を切り替える
例えば、支払い方法によって表示を変える場合:
=IIf([支払方法]="現金", "印紙添付", "不要")
こうした式をテキストボックスのコントロールソースに記述すれば、柔軟な帳票が作れます。
VBAでレポートをPDFとして保存する
DoCmd.OutputTo acOutputReport, "請求書レポート", acFormatPDF, "C:UsersuserDesktop請求書.pdf"
自動でPDFに保存する仕組みも便利ですね。
6. まとめ:Accessレポート作成の第一歩を踏み出そう!
今回は、Accessでレポートを作成し、印刷プレビューを確認するまでの流れを解説しました。
- ウィザードで簡単に作れる
- プレビューで印刷前にしっかり確認できる
- VBAでさらに便利に活用できる
まずは一つレポートを作って、いろいろ試してみるところから始めてみましょう!
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